やっと全部読んだぞ。
■感想
長い上に「登場人物の紹介」とか「これまでのあらすじ」が全然無い
(意図して排除してるのか?翻訳小説って大抵ついてない?)
そして日本語が微妙。私以上に一センテンスが長いので、子供向けでは全然ない…
結構重要な人がバンバン死んだり退場してるのに、「どこで何があって死んだの?え?」って超おいてけぼり…
一応「全ての謎が解かれた!」っていう解決編らしいけどなんか腑に落ちなかったぞ。
よし!「ハリー・ポッター」っていうのがどういう物語なのかオラが説明しちゃうぜ!
ハリーは血筋正しい高貴な魔法使いと、人間(なんだけど魔法力に目覚めた)の女性との間に生まれた男の子。
なんかいろいろあって魔王みたいな人との戦いによって両親は死ぬが、母親の「血の守り」で彼は額に傷がついたけど生き残り、「両親は交通事故で死んだ」ということになって人間界の親戚の下で冷遇されつつ成長する。
11歳の誕生日が近づき、両親の母校である「魔法学校」から入学許可証が届き、人間界ではいじめられっこの彼は魔法界では一転「高貴な魔法使いの息子」「伝説の魔王から生き延びた少年」として注目を浴びる。
~中略~
友達が出来たり謎を解いたり教師との軋轢があったり、その中で人間と魔法使いと妖精族との人種差別みたいなものもありつつ(でも魔法使いと人間は混血が可能なので、だいたい生物的には同じなんだろう)先人の知恵とか犠牲とかのおかげで宿敵を打ち倒しておめでとう!
■ヒーローは半人半魔である(左右に配される友人は、ロンは純血魔法使い、ハーマイオニーは人間)
■ヒーローには聖痕(他人と違うしるし)がある(額に傷跡)
■ヒーローは孤児である、周囲の無理解により不遇な少年時代を送る
■特定の年齢になることで「自分の正しい身分」が明かされ、親からの遺産と使命を継ぐ
ここら辺はなんかさすがに三十路としては笑って「テンプレテンプレ」と流せるのですが、
(ファンタジーとしてテンプレートというか、ある程度形式があったほうが燃えるというのはあると思う。
日本人じゃなくても人間なら「お約束」っていうのは感情移入スイッチに有効だと思うから)
中途半端にヒーローが苦悩してて、それを児童書の語彙で表現してるから(ハリーが11歳から17歳までの話なので、当然成長はしてるわけだけど、途中から「11歳」が読んで楽しい話じゃなくなってるぞ)すごいイライラします…(訳が悪いっていうか、ラノベなのか正統本格ファンタジーなのか青春小説なのかわからんくなってくる)
■ラノベとしては「何の複線も無く結婚相手が決定」(多分こうなるだろうなという意図は感じたけど、デート等の「フラグがたった描写」が全然ないままでエピローグで結婚してる)が致命的
■青春小説としては「何がきっかけで主人公が成長したかがよくわからん」(大体は「親しい人の死」で覚醒するはずなんだけど…いろんな人が死んでるけど、死んだ後にもその人に助言しょっちゅう求めにいってるというか。超自然的な感じで。死んでなくてもいんじゃね?と思った)
■ファンタジーとしては「設定とか説明が無くていろいろ後で付け足されていったんじゃないか感」
分霊箱(魔王を倒すためには七つのナントカを壊さないとダメらしい!RPG的小道具)が出てきたとき
「確か七巻構成のはずだから、後半一気に見つけて駆け足で終わる”ソードマスターヤマト”展開になるんじゃあ…」と思ったら、大体そうなった)



